熊本地震の本震、最大加速度が阪神大震災の2倍
2016年(平成28年)4月14日夜に発生した熊本地震の本震は、
震度7を観測した熊本県益城町で最大加速度1,580ガル・最大速度92カインをそれぞれ記録した。
加速度は、1995年(平成7年)1月7日に発生した阪神淡路大震災の891ガルを大きく上回ったことが、
防災科学技術研究所の地震波解析でわかった。加速度と速度はともに地震の揺れの大きさを示す指標で、
両者がそろって大きいほど地震の破壊力が強いとされる。
加速度とは・・・速度の変化率で地震のインパクトの強さを知る手掛かりとなる。
速度とは・・・自動車などのスピードと同じ単位で、建物被害の程度と関係が深い。
今回の揺れは両者とも大きく、家屋の倒壊など被害拡大に繋がった可能性が高い。
阪神淡路大震災 891ガル・112カイン
新潟県中越地震 1,722ガル・148カイン 2004年(平成16年)10月23日発生
熊本地震 1,580ガル・ 92カイン