自分で出来る耐震診断チェック 10のポイント  ※ 〇か×でご確認ください。/宮地建築設計 | 東京の耐震補強/耐震診断 一級建築士事務所

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自分で出来る耐震診断チェック 10のポイント  ※ 〇か×でご確認ください。

今住んでいる住宅は平成12年(2000年)以降に建てられた

建築基準法が大きく改正されたのが1981年(昭和56年)。 そして2000年(平成12年)に再び建築基準法が改正され、震度6クラスの地震でも倒壊しない耐震住宅の基準が義務付けられました。 このことから、2000年以前に建築された建物で、特に1981年以前の建物は耐震診断を実施する必要があります。

※2016年(平成28年)4月に発生した熊本地震では、益城町中心部の新耐震基準の建物1,042棟のうち、80棟(7.7%)が倒壊しました。

過去に大きな災害に見舞われたことはない

床下浸水・床上浸水・火災・車の突入事故・大地震・崖上隣地の崩落などの災害に遭遇したことがある場合は要注意です。

災害に遭遇したことがある場合、その都度修復を行っていても建物自体に外見からではわからないダメージが蓄積されている場合があります。

増築したことがない

増築したことがある場合、既存部の適切な補修や改修、接合をきちんと行われているのかチェックしましょう。ズレや隙間が無いか、床鳴りや沈み込みは無いか、確認が必要です。

家に劣化箇所(痛んだ箇所)はない。また過去に補修している

外壁や基礎にひび割れは無いか。屋根の棟・軒先が波打っていないか、柱や床が傾いていないか、建具の建付けが悪くなっていないか、白アリの被害にあっていないかなどをチェックして下さい。

お風呂場や台所などの「水廻り」は、水漏れまたは染み込みによる劣化が多いです。特にタイル張りのお風呂場は、注意が必要です。

建物の平面は、長方形に近い形で複雑な形状ではない

ご自宅の1階が長方形に近い形であるかをチェックしましょう。長方形に近いほど、地震に強い形であるといえます。

建物のかたち.jpg

※90㎝以下の凹凸、出窓、バルコニーは、無視してご確認ください。

一辺が4m以上の大きな吹き抜けはない

1辺の長さが4m以上の吹き抜けがありますか? 地震時に建物をゆがめる危険性があります。

吹き抜け.jpg

1階と2階の壁面がほぼ一致している

2階壁面の直下に1階壁面がなければ、床を通じて2階の地震力が1階の壁に流れ、大地震時には床から崩壊する危険性があります。

壁があるない.jpg

1階の外壁4面すべてに半間以上の壁がある

東西南北、どの面にも壁はありますか? 同じ木造住宅の中でも、壁の多い部分は揺れが小さく、壁の少ない部分は揺れが大きくなります。 どの方角にも、バランスよく壁があることが重要です。

南面に壁がない.jpg

屋根葺材は軽い。または、瓦葺でも1階に壁が多い

1階に壁が多ければ、瓦など比較的重い屋根葺材を使っている場合でも、建物損壊の危険性が低くなります。 重い瓦などを使用していて、1階に壁が少ない場合は建物損壊の危険性が高まりますので、注意が必要です。

壁と窓(建具含む)の割合を確認すると、わかりやすいかも知れません。

基礎は鉄筋コンクリートの布基礎・ベタ基礎・杭基礎である

ご自宅の基礎の種別を確認してみましょう。 鉄筋コンクリートによる布基礎・ベタ基礎・杭基礎のような堅固な基礎は、その他の基礎と比べて丈夫です。

こんな基礎は要注意.jpg

「×」が3つ以上ある場合は、専門家に相談し、詳しい診断を受ける事を推奨致します。

当社では無料相談を行っております。お気軽にご相談下さい。

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