戸建住宅 省エネ・再エネ リフォーム補助金
戸建住宅のリフォームは、外壁や屋根などの老朽化やライフスタイルの変化などを契機に行われます。
その際に外壁や屋根、窓、ドアなどの断熱性能を高め、効率的な設備機器へ更新し、太陽光発電や太陽熱利用などの
再生可能エネルギーを導入することで、光熱費の削減や室内環境の快適性向上、健康への好影響、防災性の向上など
多くの利点があります。
東京都では、住宅分野における省エネルギー化と再生可能エネルギーの導入促進を積極的に進めており
様々な支援を行っています。
一部の補助制度は他の補助制度と併用可能になっており、組み合わせることでより少ない自己負担で
省エネ・再エネリフォームを実施することができます。
◆例えば、窓の断熱リフォームの場合
戸建住宅(約120㎡の2階建て木造住宅)で窓11枚にSグレードの内窓を設置した場合
・東京都の補助金「令和8年度既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽)」
→1/2相当相当補助
・国の補助金「先進的窓リノベ2026事業」
を組み合わせると最大83%もお得になり、自己負担約1/6相当でリフォームできます!
※補助金の額は、窓の大きさや性能等によって定められています。
※実際の窓リフォーム費用の1/2や83%の額の補助金が交付されるわけではありません。
快適・健康・家計にも地球にも優しい暮らしを実現するための省エネ・再エネリフォームを是非ご検討ください。
省エネ・再エネリフォームのメリット
①より快適に
外気に接する壁や窓・ドアなどを断熱リフォームすることで、夏はより涼しく、冬はより暖かい室内環境を
実現できます。部屋の中で感じる上下間の温度差や部屋ごとの温度差も小さくなり、家全体の快適性が
向上します。さらに、遮音性のアップにもつながります。
②家族の健康を守る
住まいの断熱性能を高めることで、室温の低下による血圧上昇や、部屋ごとの温度差によるヒートショックの
リスクを軽減することができます。浴室内での事故は少なくなく、特に浴室の室温差がなくなることで、
家族の健康を守ることにもつながります。
断熱性能の向上は、冬の結露を抑えたり、夏の熱中症のリスクを減らすことが可能なので、健康にもいい
影響をこたらすことができます。
③防災力の向上
断熱性の高い家は、停電時などでも室温が保たれやすくなるので、災害時の暑さ・寒さ対策としても有効です。
例えば、太陽光発電を設置していれば、日常の生活に使えるだけでなく、災害時に停電が起こった際にも
非常用電源としても利用することができます。
④家計にも地球にもやさしい
壁や窓などの断熱性能を高めれば、室内の快適さを保ちながら冷暖房に使うエネルギーを削減できます。
エネルギー消費の削減は、二酸化炭素の排出の抑制にもつながります。
省エネ・再エネリフォームは、自分や家族の暮らしを快適にするだけでなく、社会や地球環境にも大きく
貢献します。
各部位の断熱リフォームと利用できる補助金
◆窓のリフォーム
窓からの熱の出入りは特に大きく、窓の断熱性が室温に大きく影響します。
窓のリフォームには様々な方法があり、施工期間・費用・断熱性の向上度合いも異なるため、
住まいに合った方法を選ぶことが大切です。
工期が短く費用が低い順番に、①ガラス交換 ②内窓設置 ③カバー工法 ④はつり工法 等があります。
窓の断熱性能は、枠とガラスの組み合わせによって決まります。
◇東京都の補助金
◎令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽)
→補助率:性能より定める額(1/2相当額)※上限200万円/戸
◇国の補助金
◎先進的窓リノベ2026事業(環境省)
◎みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省)
◎既存住宅の断熱リフォーム支援事業(環境省)
◆ドアのリフォーム
ドアのリフォームも窓同様にカバー工法、はつり工法があります。
◇東京都の補助金
◎令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽)
→補助率:性能より定める額(1/2相当額)※上限200万円/戸
◇国の補助金
◎先進的窓リノベ2026事業(環境省)
◎みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省)
◎既存住宅の断熱リフォーム支援事業(環境省)
◆外壁・屋根・天井・床のリフォーム
外壁に断熱材を施工することによって、夏季の熱の侵入や冬季の熱の流出を低減します。
床断熱は床下からの冷気の侵入を抑え、冬の寒さ対策に有効です。
屋根は断熱材を施工することによって、夏季の強い日射しによる侵入熱を低減し、室内温度の上昇を抑え、
冷房エネルギーを低減することができます。
天井断熱は、夏季は天井面の温度上昇を抑えるとともに、冷房の効きが良くなります。
冬季は室内の熱損失を低減し、暖房の効きが良くなります。
それぞれ、内側からと外側から施工する方法などがあります。
◇東京都の補助金
◎令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽)
→補助率:1/3 ※上限100万円/戸
◇国の補助金
◎みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省)
◎既存住宅の断熱リフォーム支援事業(環境省)
省エネ設備の導入と利用できる補助金
◆給湯設備
都内の家庭ではエネルギー消費の約4割が給湯に使われており、給湯システムは毎日の生活に欠かせません。
高効率型の給湯器を使えば、ガスや電気の使用量を減らすことができ、光熱費の削減につながります。
従来ガス給湯器に比べ、高効率ガス給湯器にすると約14%エネルギーを削減することができます。
さらに節水水栓を設置すると約26%の削減になります。
ガスの給湯器なら、お湯をつくる際に排気される高温の排熱を利用して水を余熱し、従来のガス給湯器に
比べて断然省エネの「エコジョーズ」、
電気の給湯器なら、電気式ヒートポンプと貯湯タンクで構成され、大気の熱を利用するヒートポンプ技術
により、効率良くお湯をつくる「エコキュート」があります。
電気とガスを効率よく使うなら、電気式ヒートポンプで加熱したお湯を貯湯タンクに貯め、タンク内の
お湯がなくなるとガス給湯器に切り替えて必要なお湯を供給する「ハイブリッド給湯器」、
ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電し、その熱でお湯を創る
「家庭用燃料電池エネファーム」は、ガスを使って電気もお湯も創るエネシステムで、機種によっては
停電時に自立運転で発電し、非常時にも電気とお湯を供給可能です。
◇東京都の補助金
◎令和8年度 熱と電気の有効利用促進事業(災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業)
→補助額:14万円/台 (※太陽光発電電力を利用、日中沸き上げ機能を有すること)、
または 5万円/台 (※再エネ電力契約が条件)
→対象:エコキュート、ハイブリッド給湯器
◎東京ゼロエミポイント
→付与ポイント:12,000ポイント/台(1ポイント=1円として製品価格から値引きが可能)
→対象:エコキュート、エコジョーズ、エコフィール、ハイブリッド給湯器
◇国の補助金
◎給湯省エネ2026事業(経済産業省)
→対象:エコキュートハイブリッド給湯器、エネファーム
◎みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省)
→対象:エコキュート、エコジョーズ、エコフィール、ハイブリッド給湯器
◆高断熱浴槽・節湯水栓
節湯水栓や保温機能を有する浴槽は、給湯に使用するお湯の消費量を減らし、エネルギー消費を抑えます。
キッチンや浴槽シャワーで、ボタンやセンサー等のスイッチで簡単にお水を出したり止めたりできる水栓や、
保温機能を持った浴槽のフタと、浴槽周りの保温材でお湯が冷めにくい高断熱浴槽などにすると、
省エネで家計にも地球にもやさしいリフォームです。
◇東京都の補助金
◎令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽)
(災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業)
→補助率:9.5万円/戸
→対象:高断熱浴槽
◇国の補助金
◎みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省)
→対象:高断熱浴槽、節湯水栓
◆省エネ家電(冷蔵庫・エアコン・LED照明)
都内のご家庭の電気の機器別使用状況は、1位照明器具、2位冷蔵庫、3位エアコンの順番となっています。
これらの家電製品や機器は、特定の製品として、エネルギー消費効率を指標とした省エネ基準が
定められており、この基準を満たしているかを分かりやすく示した家電等の省エネラベル(統一省エネラベル等)
が表示されています。
リフォームを買い替えの際には、この「統一省エネラベル」も参考に、高効率な製品を選ぶことで、
エネルギー消費を大幅に抑えつつ、快適に過ごせます。
◇東京都の補助金
◎東京ゼロエミポイント ※1ポイント1円として製品価格から値引きが可能
|
冷蔵庫 |
買い替えケース |
付与ポイント数(=値引き額) |
|
①通常買替えの場合 |
最大 26,000 ポイント |
|
②長期使用家電(製造年から15年以上経過した家電)
からの買替えの場合
|
最大 80,000 ポイント |
|
③高効率家電の新規購入の場合 |
5,000ポイント |
|
エアコン |
買い替えケース |
付与ポイント数(=値引き額) |
|
①通常買替えの場合 |
最大 23,000 ポイント |
|
②長期使用家電(製造年から15年以上経過した家電)
からの買替えの場合
|
最大 70,000 ポイント |
|
③新規購入の場合 |
10,000ポイント |
|
④高齢者・障碍者の |
80,000ポイント |
|
LED照明器具 |
買い替えケース |
付与ポイント数(=値引き額) |
|
①通常買替えの場合 |
最大 6,000 ポイント |
◇国の補助金
◎みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省)
→対象:エアコン・空気清浄機能・換気機能付きエアコン
省エネ設備の導入と利用できる補助金
再生可能エネルギーを活用できる設備機器を設置することで、光熱費の削減に加え、災害時の備えとして
防災性も向上します。東京都では、新築住宅に対して、令和7年(2025年)4月から太陽光発電の設置や
断熱・省エネ性能の確保等を義務付ける新たな制度(建築物環境報告書制度)が導入されています。
◆太陽光発電システム
太陽電池を用いて、太陽のエネルギーを直接電気に変換する発電方式。普段は自宅で発電した電気で
生活することができ、停電時には非常用電源として電気を使用することも可能です。
◆蓄電池
日中に太陽発電で余った電気を蓄電し、夜間に蓄えた電気を家庭で使用。発電した電力を効率よく活用し、
自家消費を最大化することが可能。電気代の削減や災害時の備えとしても注目されています。
◆太陽熱利用システム(太陽熱温水器、ソーラーシステム)
太陽のエネルギーを熱として利用し、給湯や暖房に使うシステム。給湯器と組み合わせて、晴れた日は
太陽熱を、雨や曇りの日は給湯器でバックアップ。太陽のエネルギーを直接熱として利用するため
エネルギー変換効率が良く、屋根面積が狭くて太陽光発電システムが設置できないようなときには有効です。
◆V2H(EV充電器)
V2Hとは、Vehicle to Home の略称で、EVやPHEVの蓄電池に貯めている電力を、自宅で使えるようにする
機器です。V2Hを購入することで、EVやPHEVを住宅用の蓄電池としても活用可能です。
また、太陽光と組み合わせることで、発電した電力を車や家にと、効率よく活用できます。
◇東京都の補助金
◎家庭における太陽光発電導入促進事業・家庭における蓄電池導入促進事業
熱と電気の有効利用促進事業・戸建住宅におけるV2H普及促進事業
(災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業)
|
対象 |
補助率・補助額・上限額 |
|
太陽光発電設備 |
3.75kWh以下の場合 15万円/kW(上限45万円)
3.75kWhを超える場合 12万円/kW
|
|
蓄電池システム |
10万円/kWh(DR実証に参加しない場合、上限120万円/戸)
※太陽光発電設備または再エネ電力契約が条件
|
|
太陽熱利用システム |
1/2(上限55万円/戸)※自然循環型(太陽熱温水器)を除く |
|
V2H |
1/2(上限50万円)
10/10(上限100万円)※太陽光、V2H及びEV/PHVが揃う場合
|
◇国の補助金
◎みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省)
→対象:太陽熱利用システム、蓄電池
その他(診断・設計、税制優遇等)
◆診断・設計
◇東京都の補助金
◎令和8年度 既存住宅省エネ診断・設計等支援事業
|
対象 |
補助率 |
|
省エネ診断 |
2/3(上限21万円/戸) |
|
省エネ設計 |
省エネ基準 2/5(上限18万円/戸)/ZEN水準 4/5(上限36万円/戸) |
◆リフォーム瑕疵保険
◇東京都の補助金
◎災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
→補助額:定額 7,000円/契約 (設備設置に伴いリフォーム瑕疵保険へ加入する場合)
◎みらいエコ住宅2026事業(国土交通省・環境省)
◆税制優遇
◎リフォームにおける減税制度
ご自身がお住いになられている住宅に対して、省エネ改修を行った場合、所得税の税額控除や固定資産税の
減額措置が受けられる可能性があります。
国や都の制度の他に、お住いの市区町村で独自に実施しているリフォームや省エネ設備購入の補助制度がある
場合もあります。国や都の制度と併用できる可能性もありますので、お住いの市区町村のホームページや、
「地方公共団体における住宅リフォームに係る支援制度検索サイト」から探してみることをおすすめします。