柱直下率と壁直下率(再)/最新情報

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柱直下率と壁直下率(再)

柱直下率・壁直下率について。

 
最近、多くのお客様が気にされている「柱・壁直下率」について事前にも掲載しましたが、
もう少し詳しく解説してみたいと思います。
 
 

『柱直下率』

 
2階建て木造住宅の柱のほとんどは、1階と2階の柱が1本で繋がっていません。
と聞いてビックリされる方も多いかと思いますが、安心して下さい、それが普通なのです。
 
皆さんは「通し柱」という言葉を聞いたことがあると思いますが、おおよそ建物の隅に
存在する柱がこの通し柱であり、1階から2階まで繋がった柱になります。
1階から2階へ、さらには屋根へ柱が繋がることにより、建物を一体化させ、上からの荷重
を分散させます。
 
その通し柱と違い、1階だけの(または2階だけの)柱も存在します。
これを管柱(くだばしら)と言います。
 
通し柱.jpg
 
 
通し柱の様に、建物を一体化させたり、荷重を分散させることが耐震にはとても重要な
ことなのですが、管柱であっても、2階の柱の真下の位置に1階に柱があれば同等の効
果があります。
 
この2階部分の柱の真下の位置に、どの程度1階部分に柱が存在するのかの割合を
『柱直下率』と言います。
 
 
この直下率は100%が望ましいのですが、設計上なかなか100%となることはありません。
また、最近の住宅はリビングダイニングを広くしたり、吹き抜けを作ったりと、デザインや
導線を重視することが多いので難しいのが現状です。
 
この『柱直下率』は、50%以上が望ましいと言われています。
 
 
 
 

『壁直下率』

 
 
『壁直下率』の考え方は、上記「柱直下率」と同じとなります。
 
屋根や2階部分の荷重が柱を伝わって1階部分に掛かるのと同様、壁にも相当な荷重が
掛かります。当然のことながらその荷重は、下の1階側へ掛かってきます。
 
2階部分の壁の真下の位置に、1階部分の壁(建具含む)が100%存在するのが望ましい
のですが、柱同様そのようにならないのが現状です。
 
この『壁直下率』は、60%以上が望ましいと言われています。
 
 
 
 
当社では、建築時の図面や写真などをお持ちいただければ、簡易の診断を行うことが可能です。
より詳しくお知りになりたい方は、お宅に訪問させていただいて確認することも可能です。
 
お気軽に当社までご連絡ください。
 
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